舉報鑒賞

[作品内容]の<収録作品>に明記してあるように5話収録となっていて一般的な単行本に比べるとハーフサイズな印象です。
だからと言うわけではないのでしょうが、収録作には明確な共通点があります。
全て「黒髪ロング」「おっぱいが大きい」「主人公視点(男)と相思相愛」「純情JK」なのです。
数学の確立論の授業で、サイコロを4つを投げるのを5セットやって、毎回同じ数字が揃う確率はなんて思いましたが、違います。
それはランダムの場合であって、本作はおそらく、いや十中八九、間違いなく作者様の趣味なのでしょう。
実際、巻末に載っている執筆順を参照すると、黒髪JKの造形が徐々に肉感を増していて、その一点にかける画力のUPと愛の強さを実感できます。
もちろん、大好きな幼馴染を奔放な姉に奪われる危機感で大胆な行動に出る妹とか、清楚でお姫様のようなクラスメイトが実は両想いだったので一線を越えちゃったりとか、固定された要素とは別で男女の接近の仕方には幅があるので飽きさせない工夫は感じられます。
良くも悪くも表紙の絵に惹かれたなら全部がその方向性なので、購入を躊躇わなくていい一冊です。