舉報鑒賞

主人公の少年は遠隔透視、つまり遠く離れた場所を視覚的かつ感覚的に感じ取る事ができます。
幽体離脱して特定の場所を見に行ける能力と言い換えても良いかもしれません。
サンプル1はその能力の使用中を示したシーンです。
その場に実体が存在しているわけではないので、気づかれずに情報を探れるのがメリットな一方で、更衣室のような場所だと極めて完全犯罪に近い覗きができてしまう夢の視点でもあります。
ただ、少なくとも本作の主人公は悪意を持って覗きを働くような悪ガキではなく、どちらかと言えば嬉しい悲鳴です。
お年頃の彼には刺激が強すぎたらしく、我を忘れて魅入ってしまいます。
しかし、[作品内容]にも書いてあるように上には上がいて、それらは全て敵の女幹部の手の上で踊らされていたに過ぎず、種明かしと同時により一層直接的なお色気の波状攻撃が浴びせられます。
要するに、盗撮者のような無防備なアングルを欲しいままにする背徳感、お姉さんに囲まれて甘美な歓迎を受ける幸福感、一見すると相反するような2種のエロスが味わえる作品なのです。