舉報鑒賞

要するに差分処理を活用して視点の違う2周目を描いている作品なのです。
1周目は痴漢する男の視点で、2周目は痴漢される少女の視点です。
当然、前者は男の身勝手な欲望をモノローグによって表現し、後者はその獣欲に襲われた少女が何を考えていたか明らかになります。
男女どちらも饒舌な性格ではないので、一方の視点では相手の心中をうかがい知る事が出来ず、閲覧する側としても1周目は少女の寡黙な態度に想像をかき立てられます。
それが2周目を見ると、少女の内心が詳らかになって、パズルのピースがそろって壮大な絵が完成した感覚が得られました。
上手いのは良い意味で予想を裏切っている所です。
1周目は純粋な男の性欲を体現すると同時にミスリードとして機能していて、2周目で嬉しい誤算に男の優越感を満足させてくれます。
そして、風船を膨らませたようなプリップリの女体が素晴らしく魅力的で、若く新鮮な女を味わっていると実感できる作品です。