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ぶっちゃけて言うと原画担当の方(AJ011599)の描く豊満な女体が大好きで、ゲームとしての完成度がどうだろうと「CG集として」買うつもりでした。
しかし、実際にプレイしてみると存外悪くない内容でした。

落差って重要だと思います。
例えば、普段から好意的で甲斐甲斐しく奉仕してくれる女性を催眠で服従させたとしたら、それはそれで興があるとはいえ、いつもと差が小さいので大して優越感を感じないかもしれません。
その点を本作は良く分かっていると言えます。
キャラクター説明や体験版からも分かる通りヒロインの2人は主人公に対して全然優しくありません。
この扱いの悪さは姉妹で微妙に違います。
妹は兄をひたすら気持ち悪がり、姉は弟を偏見的に見下しています。
両者を同じ方向性にしない事で、マンネリ感を回避しているのだと思います。
とにかく、私の見落としが無ければ、非催眠状態で優しい言葉をかけられる瞬間は一回も有りませんでした。
それが半ば支離滅裂なくらい命令に従うようになる妹、母性的に世話を焼いてくれる姉、逆転の優越感が高出力で発揮されています。

姉は全く問題なくキツい性格を表現できていたのですが、妹は演技力に少々引っ掛かりを否定できませんでした。
ただ、強いて言えば逆じゃなくて良かったとも考えられます。
キャラ紹介にも明記の通り妹はビッチを装いながら実は未経験で、所々に不慣れさを覗かせます。
そのキャラの未熟さとCVの拙さがむしろマッチしていて結果オーライに着地していました。

そして、何と言っても最大の魅力は豊満な女体美です。
プルンプルンで柔らかさと重量感が実感できる肉質は全編で良好にシナリオともリンクしていて、原画の素晴らしさはもちろんとして、その絵の良さを殺さない完成度だったと評価できます。