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狂気を主体にした作品のキャラクターというと、暗くて、コミュニーケーションを取るのが苦手な、所謂「地味面」という仄暗さを感じるキャラクターを想像することが多いと思います。
しかし、この白崎尋臣は、真面目で正義感が強く、市民からの信頼も厚い、けして「地味面」には属さない男です。

もしこの話が世間に広まったら、大家さんは言うでしょう。
「あんな好青年がそんなことする筈がない」と。
上官だって、「尋臣のような優秀な警官に限ってありえない」と言うでしょう。
まかり間違って警察に泣きついても、無駄です。

扱っている大筋は仄暗い話ですが、明るいトーンの話し方、伏線の張り方でテンションは非常に常に明るく、そして絶望的に仕上げられたストーリーは一聴の価値ありです。

長々と書きましたが、ベルトを外す音といやらしい演技が最高なのでオススメです。