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マーメイドのトラックが大変素晴らしいと思いました。

ヤンデレと銘打った作品は、猟奇的・暴力的な表現を使用する作品が多く見受けられます。
ヤンデレの子と率直な好意を伝える子との違いを出すためにはこういった表現がわかりやすいのかなとも思います。

しかしながら、この作品は上記のような表現をあまり使うことなく、どこか病的な愛を感じる構成になっていました。

特にトラック4の始めで、拘束から逃げ出した主人公を追いかけてくる執着心と、逃げ出したことに対する「お仕置き」や「失望」することなく、更に主人公を気遣う発言をするシーンに感銘を受けます。
シチュエーション自体はありがちですが、主人公に対する愛を前面に出すセリフ回しに心打たれる物がありました。

その他にも物騒な発言はするものの、最初の拘束以外行動には移してないところも愛を感じます。

個人のヤンデレ観は人それぞれですが、私の中ではかなりベストに近い作品を見つけることが出来ました。
次回同サークル様が同じような作品を出すことがあれば是非購入させていただきたく存じます。

他2トラックに関してはまだ聴きこんでおりませんので、これから先のトラックと一緒に聴いていきたいとおもいます。