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声優のみもりさんが団地妻とナレーションの二役を見事に演じ分けておられてます。
サークルさんの過去作品でも『マインドイーター』の冒頭でストーリーを説明する箇所がありましたが、本作では全編に渡って団地妻の語りかけとは別に官能小説風のナレーションが入るので、まさにボイスドラマですね。

聴いてみて普通の催眠音声と一番違うのは、ナレーションがプレイヤーの状況を客観的に説明してくれる事です。
例えば「私は四つんばいになった」と説明してくれれば、視聴者が実際に四つんばい等の動作をしなくても脳内処理しやすくなります。
また「心の中に○○の感情が沸き上がった」みたいな心理描写もしてくれるので、結果として催眠にもストーリーにも深く没入できます。
途中、揺さぶり法でいったん覚醒してから再び落とされるシーンがあるのですが、単なる催眠の技法ではなくちゃんとストーリー上、意味を持たせているのが良いですね。

犬化と言うとドM向きのイメージがありますが、本作は甘い言葉で「ご主人様の命令に従う喜び」を植え付けられるお話なので、叩かれるなど酷い扱いは受けません。キツい罵倒や嘲笑が苦手な自分も、心が堕ちていく背徳的な感覚が楽しめました。
導入部の短縮版(犬化した後に聴く2回目以降用)が入ってるのもありがたいですね。
この内容で700円ならお買い得です。オススメです。