舉報鑒賞

今までの作品は洗脳によって精神を支配し堕落させるシチュエーションが多かったのですが今作は主人公自らの意思でクソガキ相手にだらしなく堕ちてゆくというもの。
今まで正義の味方のように生きてきた主人公が最終的にはヤマンバのようなガングロヤリマンビッチになってしまうという落差が上手に表現されてます。
まだ堕ちる前、クソガキ達に脅され無理やりつるまされた際の主人公の言動や表情が現実味があって興奮しました。
正直これだけでも540円では安い気がしたんですが驚くことにもう一つの物語が差分含め50ページ分もありました。
自分の実力に自信を持った女の子が敵のボスですらない子分に完全敗北しもてあそばれるというもの。
強気な女の子が圧倒的な力でねじ伏せられみっともなく命乞いする様は非常に見応えのあるものでした。そして結局は....。
その際のテキストによる心理描写も好きです。
あくまで敵のボスではなくその子分に完全敗北する所も他の作品には無い良さがあります。
またダイニングさんの作品全般に言えることなのですが、これだけ作品内で女の子に対し酷い仕打ちをしても、過度な流血描写が無いことが個人的に好きです。今後はどうなっていくか分かりませんが。リョナは好きだけど血だらけってのは嫌って人、自分以外にも少なからずいるのでは無いでしょうか。
とにかく強気な女の子が容赦なく酷い目にあうっていうのが好きな方は是非。他には無いシチュエーションが秀逸で新しい性癖に目覚めるかもしれませんよ?