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「私たち、えっちな大人に負けちゃいました」 へのレビュー

”慈悲”という、言葉を思い出す一冊。

2016年07月13日   一陣の光 さん

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ダークで、重厚なストーリーなのに、暗く・重い印象には
ならない、不思議な読み心地が記憶に残る”村田電磁”先生
二冊目の作品集。
印象的な収録作品は、幼馴染君が住んでいる家で、父親の
替わりに”自らが働く”事になったヒロインの日々を、登場
人物の視点から描く「キミは小さなメイドさん」シリーズ
三部作。悲劇的なヒロインを、”村田電磁”先生の穏やかな、
優しい眼差しから、繊細で、慈しむ(いつくしむ)かのよう
な筆致で描写している点が、心に残りました。
ヒロインを襲うストーリーそのものは、陰惨な展開なので
はありますが、柔らかで優しい”村田電磁”先生の世界観が、
読後感を含め、不思議な印象を読み手に残します。”慈悲”
という、言葉を思い出す一冊。

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