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「つがいあそび」 へのレビュー

オススメ! ファンタジーとしては描かない作家性が、印象深い作品。

2016年12月02日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 9人

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あえて、背景画や登場人物に既視感ある”日常”をもって
描き、読者との関係を構築した上で”カタヤマユウジン”
先生が提示する世界観へと読者を誘う(いざなう)、作家
性の色彩が極めて濃い一篇。
ストーリーは、恋にも性にも興味が尽きないヒロインが、
あるキッカケから知ったコトを、様々な葛藤を乗り越え、
体験してゆく展開。
読んでいて感じたのは「彼」の名付け親でもあり、共に
過ごした時間から生まれた”信頼関係”を、たたみかける
が如く(ごとく)丁寧に積み重ね、ヒロイン自らの意思を
もって初体験してゆく彼女の”姿”を、鋭くも、柔らかい
眼差しから、描きあげている点。
ファンタジーとしては描かない作家性が、印象深い作品。

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