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「修学旅行99日目」 へのレビュー

そこに”愛”があるのか、が重要なポイントの一冊。

2017年04月30日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 3人

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他の作家にはない独自性が、固有の”エッセンス”と
なり、おおらかな読後感を醸し出している”F4U”先
生の、描き下ろし一本を含む表題作・全四話と短篇
五本が収められた、自身三冊目の作品集。
印象的な収録作品は、絶海の孤島に流れ着いた童貞
三人と処女一人。なんとしても童貞喪失・セックス
に持ち込みたい三人が矜持を捨て、お願いを・・・
な「修学旅行99日目~童貞漂流姫~」。女子の人格
を無視するかの様な4Pへと展開するのか、と、思い
きや、お互いをリスペクトして行為が進むので、お
おらかささえ感じる、”愛あふるる”展開となります。
読んでいて印象的だったのは、相手の気持ちを尊重
しつつ、自らの欲望をも満たす”F4U”先生ならでは、
な、作品内の”空気感”。おおらかな読み心地と読後
感を産み出す原動力になっている、と、感じました。
そこに”愛”はあるのか、が、重要なポイントな一冊。

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