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「まんぐり ごしごし」 へのレビュー

少しソリッドな絵柄と、コミカル寄りに着地するストーリーの妙。

2017年05月30日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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量感・質感のある女体描写が記憶に残る”さいだ一明”
先生の短篇9本が収められた、自身11冊目の作品集。
印象的な収録作品は、かって、お姫サマみたいな扱い
をうけていた、アイドルだったヒロイン。旬を過ぎて、
くすぶっていた彼女に”リバイバル企画”が持ち上がり
・・・な「リバイバルアイドル」。ノリノリで引き受
けるも、当時の衣装に恥じらうヒロインが印象的な短
篇でした。
読んでいて感じたのは、迷いのない描線で、量感と質
感あるカラダを描写する、その筆致。少しソリッドで
硬質な絵柄と、嫌がる彼女へ、半ば強引に受け入れさ
せ、鮮烈なピストンによって、快感の虜にする展開は、
ダークな色彩になりそうなのに、”さいだ一明”先生の
巧みな構成力から、コミカル寄りに着地するので、読
後感が重くならない点が、最大の良さだと思いました。

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