리뷰를 보고한다

”新しい試み”や、今まで以上に磨きのかかった”乱交”
が味わえる”師走の翁”先生の短篇二本、前・後編一本
に六話構成の中篇一本が収められた作品集。
印象的な収録作品は、修学旅行の宿泊先、引率教員の
”お楽しみ”を描いた「誰も起きてはならぬ」前・後編。
キャラクターデザインを他の作家へ発注、そのことで
過去の作品には無い仕立ての、新たな一面を見せてく
れる作品でした。
読んでいて印象的だったのは、既に、充分なキャリア
を積んでいるベテラン作家であるのに、新たな試みに
挑戦したり、得意技”乱交”へ磨きをかけたりと、衰え
を知らぬ”師走の翁”先生の、並々ならぬ向上心。後年、
”師走の翁”先生・作風の”転換点”といわれる一冊にな
るかもしれない・・・という感想を持ちました。一番、
新しい作品集が最高傑作、という、表現が似合う一冊。