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「おかあさん(10)と僕。 (1)」 へのレビュー

設定をリアルに感じさせる、”根雪れい”先生の技量と力量。

2017年08月03日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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他の作家なら、キャラの描き分けが難しいので、
避けるであろう設定を、あえて取り組んだ姿勢
に賛辞を贈りたい”根雪れい”先生、表題作1話
~10話までと、幕間1~4を収録した一巻目。
印象的な収録作品は、お引越し、そして新生活
な”文月春”は、自分の母親の変化に戸惑ってい
た・・・な「1話 おかあさんと一緒!」。
読んでいて感じたのは、”文月春”のおかあさん
が、自分の身に起こった変化を受け入れ、柔軟
に対応する、その鷹揚さ。おかあさんの妹であ
る”夏未ちゃん”や”文月春”のお友達第一号にな
った”日高杏”に対しても、包み込む様な柔らか
さを持って接します。あと、キャラクターデザ
インの面にも年嵩(としかさ)な”夏未ちゃん”と
”文月春”の同級生な”日高杏”を丁寧に描き分け
てあり、設定へリアリティを与えることに成功
している、と、感じました。こだわりを丁寧に
積み上げてリアルにみせる、”根雪れい”先生の
技量と力量を感じます。ファンタジックな一冊。

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