Informe de reseña

意図的とも言える、サクサク進む展開が
それゆえ、”ザキザラキ”先生自らの想い、
いや、その世界観へと、誘う(いざなう)
独自色の強い短篇。
彼女いない歴二十五年(年齢と一緒)で塾
講師をしている”中野弘”は、教え子の女
子から、いきなり、告白されて・・・な
ストーリー。今まで、秘めてきた想いを
実行に移す”中野弘”が、強力にストーリ
ーを牽引(けんいん)する、お話でした。
読んでいて感じたのは、サクサクと展開
してゆくので、夢オチなのか、とか、力
業(ちからわざ)な〆(締め)なのか、とか、
かえって読み手側が詮索(せんさく)して
しまいがちなのですが、結末は、それ以
外の着地点へと到達します。その点が作
品全体を成立させる原動力になっている、
と感じました。
”ザキザラキ”先生の想いが出ている短篇。