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「銀竜の黎明」 的鑒賞

真摯に取り組んだ”御堂乱”先生の、姿が重なる一冊。

2018年02月06日   一陣の光 先生/女士

このレビューは参考になった x 5人

評論選擇的類別：

”向正義”先生の原作コミックをもとに、”御堂乱”
先生が小説化した一冊。
印象的な収録作品は、囚われの身となり、素体に
身を落とした、銀竜師団長”セレス・メタリアス”
の処女喪失を克明に描いた「第六章」。処女喪失
した瞬間から、強烈な快楽・快感がカラダを駆け
抜ける、そんな彼女の姿を、繊細・丁寧に描いて
いました。
読んでいて感じたのは、既読しているマンガ原作
をもう一度、読んでみようと思わせる、”御堂乱”
先生の筆致。小説化したことで「銀竜の黎明」の
世界観が、より多面的で、厚みのあるものとなり、
再認識・再発見するところがありました。
真摯に取り組んだ”御堂乱”先生の姿が重なる一冊。

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