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「宵はじめ」 へのレビュー

ヒロインの、静かなる情熱を描く一冊。

2018年03月12日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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蓄積していた欲望から、積極的に迫るヒロインが
各短篇に華を添える”こっぽり生ビール”先生、収
録された短篇の中の一本の、後日譚的な描き下ろ
し一本を含む、短篇・計十一本が収められた、自
身初の作品集。
印象に残る収録作品は、コンビニ帰りの”日立”が、
カギを忘れ、中に入れない、隣部屋の”真琴”を自
分の部屋へ・・・な「夜が更けるまでに」。以前
から好きだった”日立”に、ぐいぐい迫る”真琴”が
いじらしい、お話でした。
読んでいて感じたのは、相手に対する恋心や、蓄
積された性欲・欲望から、相手男性に迫る、ヒロ
インの切なさを丁寧に描きあげている点。大人し
い印象の子が積極的に迫る、静かなる情熱の一冊。

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