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「潤んだ芽」 へのレビュー

二律背反な世界観が、濃厚に堪能できる一冊。

2017年12月26日   一陣の光 さん

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インモラルなストーリーと、清楚なヒロインとの
対照的な組み合わせが、独自な世界観を醸し出す、
”佐野タカシ”先生、各話が独立した設定の、初犯
~第七犯・計七本が収録された、短篇集。
印象的な収録作品は、順調に課長へ昇進し、自宅
も購入、妻・幹恵との夫婦仲も極めて良好な主人
公。ある時、上司の不正に巻き込まれて・・・な
「第六犯・犯(けがれ)」。
読んでいて印象的だったのは、清潔感と透明感の
ある、淑女な絵柄に定評のある”佐野タカシ”先生
が、スリリングでインモラルな、ストーリーとの
相反(あいはん)する世界観を、巧みにこなしてい
る点。二律背反な世界観を濃厚に堪能できる一冊。

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