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「ぼくらのえちゅーど」 へのレビュー

ヒロインの照れ隠し的行動が、インパクト抜群な一冊。

2018年02月13日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 0人

周りの人のお膳立てだったり、ふとしたきっかけ
から、カラダを交えることになった男・女の照れ
隠し的行動を丁寧に描いた”MGMEE”先生の短篇
九本が収録された作品集。
印象的な収録作品は、幼馴染で、言い争いが止ま
らず、周りから夫婦喧嘩扱いされている”光貴”と
”祥香”。互いの祖父が同時に倒れ、孫の顔が見た
いと懇願された二人は子作りをする事に・・・な
「一度でキめて」。照れ隠しに”光貴”へ目隠しを
させてコトに挑む”祥香”の乙女心が印象的な、お
話でした。
読んでいて感じたのは、育った環境や、幼馴染ゆ
えに、素直に接することが出来なくなった乙女心
や羞恥心をストーリーへと昇華させている点。お
互いが、好きだ、という気持ちを確認すると濃厚
なカラミへ発展する、その切り替わりの巧みさは
”MGMEE”先生ならでは、だと思いました。
タイトルにある通り、エチュード(練習曲)な一冊。

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