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繊細な描線で、表情豊かに描かれたヒロインが
記憶に残る”ひなづか涼”先生、短篇九本を収録
した、自身初の作品集。
印象に残った収録作品は、過疎ってる英語部に
所属している”ケイト”君。一年間、ボッチな中、
培った英語力を駆使、後輩女子な外国人転校生
”エマ・ウイリアムス”とコミュニケーションを
図ったら、妙に懐かれてしまい・・・な、短篇
「偏愛スタディ」。ガンガン、迫ってくるけど
実は、ヴァージンな彼女の、いい匂いがするカ
ラダを、独り占めする”ケイト”君がなんだか羨
ましい、お話でした。
読んでいて感じたのは、繊細な描線で描き込ま
れた、豊かなヒロインの表情とダイナマイトな
女体描写。エナジーあふれるカラミが堪能でき
ました。
一途な、純愛ストーリーを几帳面に描いた一冊。