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对「コボルドの家畜騎士」 的赏析

知的生物を家畜扱いする残酷さを追求した作品。

2016年12月08日   色月 先生/女士

このレビューは参考になった x 10人

何十年もかけて犯され、それでも悲惨な末路から逃れられない。バッドエンドではよくある内容だが、捕まった当時からその結末までの過程をメインに、じっくりと取り扱ったものは少なく、あり得そうでなかったを体現した貴重な作品である。

凌辱役は種族単位で「愛」の文化がなく、生産性の有無で価値を判断される「家畜」扱いが徹底している。ハードプレイの愛好家に捧ぐ、といっても過言でないほど全シーン激しく、その迫力はトップクラスである。

ヒロインの言動も時間とともに変化し、とがった態度から徐々に奴隷らしく、媚を売る発言も会得してゆく。これはあくまで処世術として身に着けており、本心はまた別にあるのが悲惨さを一層増す。

終わりなき凌辱、と聞くとチープに思われるかもしれない。しかし、本作ではその言葉通りの重さがプレイヤーにのしかかってくる。その一因として、ヒロインのプロローグでの描かれ方と用語集の補完が優れているからだろう。

序章は綺麗にまとまっており、冗長さは一切ない。にも拘らず、最強になるまでの苦心や立ち直りかけてきた今がすんなり頭に入り込み、用語集で清濁併せ持った魅力ある人物であることが察せられる。
以上をインプットされたうえで、彼女の残酷な人生を見てゆくため、よくある内容が降り積もる作品内時間の効果も相まって、群を抜いた傑作に仕立て上げている。

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