舉報鑒賞

無知無垢な少女が立派な大人になろうと冒険するRPGである。不意に郷里の母を想うなど、まだ親離れができていない少女性が強調されており、エロのイケナイ感が増し増しになる描写は流石である。

エロはこのジャンルで思いつく主だった内容を網羅的に取り揃えてある。1シーンあたりのテンポをよくするためか、ややコンパクトではある。しかしながら、圧倒的種類・数の多さだけではなく、中には濃厚な変態プレイもあり、物足りなさとは無縁である。

純真なヒロインも、お馴染みのエロステータスの上昇とともにエロバカになってゆく。堕落というより嵌ってゆく、という変化の仕方であり、楽しそうな反応をする。
敗北エロも多くあるが、そこではちゃんと嫌がってくれる。それでも悲壮さが残らないようバランスよく描写している。

戦闘中のカットインエロもおまけとは思えないほど多い。「戦闘の妨げになるのでは?」という懸念はあるかもしれないが、個人的にはそんなことはなかった。
ヒロインは基本的に避ける上、敵より強い。演出も適度な尺なので1戦闘が長引いた印象はない。

ストーリーは平穏な日常が流れつつも、水面下で妖しい事態が進行されているのが挿入され、興味を持たせてくれる。
終盤はアッサリとしていたが、ほのぼのとしたこの世界観としてはマッチしていたともいえるので、瑕疵となるかは人それぞれであろう。

全解放もあり、周回も楽になるよう考えられた引継ぎもありと、仕様の方でも丁寧な作りの本作、明るいエロスをお求めの方におすすめである。