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戦闘中エロを中心とする姿勢は今作でも継承されており、敵は卑猥な手や触手や魔法でヒロインをいじめてくる。ただ前作を引き継ぐだけではなく、新しい試みが追加されており、意欲的な挑戦作でもある。

特に戦闘ログは、洪水のように流れてゆき、ヒロインが動けない状態のときは一方的に性開発されてゆく光景がダイレクトにイメージされる。
ログ内のヒロインのセリフも凝っており、通常時は生意気な言葉を使うものの、縛られたりセクハラを受けたりするとしおらしく喘ぐのもこちらの劣情を煽ってくれる。バッドステータスである「体質」も、開発されてしまった感を強め、エロに貢献している。
おまけ的ではあるが着せ替えがある、シーンでは貧/巨乳の反映があるなど、一工夫あるのも好い。

ゲーム的には通常のRPG戦闘にQTEがさしはさまるが、入力難易度は低めである。クリア後の感想として、このシステムで戦闘のテンポを崩されるような印象はなかった。
経験値UPアクセサリも用意されており、ドロップアイテムもよく落ちるので、クリア自体は楽である。シーン発生条件も複雑ではなく、クリアで全解放仕様もあって回収も苦労はない。

メインヒロインは自分が負けるわけないと鼻っ柱の高い性格なため、敵に対しては生意気な態度をとる。ただし、不愉快になるような性悪ではなく、そのあたり上手く描写されている。そんな娘が屈服して好きなようにされてゆくのだから、このキャラデザインは本作にピッタリである。

ストーリーはレイ一人に焦点を当てており、進行とともに彼女の過去が明かされてゆく。この回想はなかなか興味を引き付ける。ただ、個人的にはレイの話と本編がもっと絡むとより最後のエピソードは印象深くなったのではと思う。とはいえ、レイをすっかり好きになってしまったので、エロとともに本作は大変満足できた。