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「僕の妻のCG集」 へのレビュー
2017年10月17日 色月 さん
このレビューは参考になった x 3人
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熟れた身体の魅せ方が上手く、体位ごと、ポーズごとの差分一枚一枚に肉体の躍動感が伝わってくる。特に胸は寄せ上げるときの盛り上がり、四つん這いの時の垂れ下がり、つねられ引っ張られた時の伸びなど、だらしのない柔らかさをこれでもかと見せつけてくれる。間男も手技や強要でヒロインを籠絡してゆくが、本番はここぞというとき以外には行わない。その代わりに、毎回終わりにはWピースをさせるなど偏執狂の性格も発揮させている。これはNTR作品らしい決定的な場面を先延ばしにする展開を作ると同時に、調教的な堕ちも楽しめる。竿役のメイキングも本作に沿うよう、考え抜かれている証拠である。 また多数の服で描かれる濡れ透けも力が入っており、興奮を高めてくれる。汗を大量にかくことによって、1ページごとに服が濡れ透けてゆき、シーン最後はほぼ透明になる演出は非常にそそられる。 本作のNTR作品として素晴らしいのは、何もかもが崩壊してしまったという、読後の余韻であろう。その余韻を強めている秘訣は、ラストのヒロインの台詞だ。そこに込められた様々な感情を想像すると堪らなくなるのだ。 冒頭で「わがままを引っ込めてしまう」と夫は妻を評している。つまり、妻は夫にお願いをすることはまれなのである。また妻は夫が自分を助けてくれると信じている。しかし、実際はサンプルから察せられるだろう。この2点に注目して読み進めてゆき、あのセリフの真意を考えると、その皮肉性と悲劇性が倍増するのである。懇願か、復讐か、自身への断罪か。様々にくみ取れるラストをご覧になっていただきたい。
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