舉報鑒賞

プレイしてみた感想として「ゲームとして楽しめた」というのが一番の収穫でした。
同人ゲームの中には、イベントの導入のためのゲーム部分ともいえるような、やりがいの無い部分がたまに見受けられるのですが、この作品は常にゲーム性を持たせる工夫がされています。それは作品の紹介にもあるADV部分です。
アドベンチャー部分の探索では主人公のパラメーターを参照するTRPGダイスロールを用い、戦闘以外でのゲーム性を保っています。
またRPGの部分でも、難易度の調整が絶妙だと感じました。負けイベントかと思われるボス戦でも、ジョブのスキルとアイテムのやりくりで倒せるというのが、今までプレイしてきた同人ゲームにはない、ゲームとしての達成感を与えてくれます。
もちろんR-18ゲームとしての実用性は損なわれてはいません。異種姦や、レイプものの好きな方なら満足できる内容かと思います。
基本ストーリーはシリアスなので重くなりがちだと思ったのですが、主人公のコミカルな表情が挟まれていたりして、意外と気疲れすることなくプレイできました。
製作者のあらゆる作りこみを感じることができた作品だったので、気になった方はプレイしてみても損は無いと思います。