Rapportera granskning

ノーマルクリアで約10時間ほどです。作風は独特で、HCGも良いですが特に戦闘とシナリオの出来が素晴らしいです。

戦闘はリアルタイムで進み、主人公クレハは銃・スキル・アイテムを用いて戦います。只、我武者羅に銃を連射していると銃弾が尽き、リロードされるまで通常攻撃不可。スキル・アイテムも使用にSPの値が設定されており乱用は出来ず、状況を見て使う必要があります。アイテムに関しては攻撃・補助・回復品ありますが持ち運べる個数、回数が決まっており戦略性が要ります。
こう書くと戦闘が難しいイメージが湧きますが、現在サークルさんのHPにて丁寧な戦闘指南がありますのでそちらを参考にして頂けると十分攻略可能です。

肝心のシナリオですが、主人公クレハはニンゲンの地位を高める為に身を粉にして、善意で依頼をこなしていきます。只、一方的な善意と言うのは時として本人が分からないうちに周りからの嫉妬や憎悪等を集め、いつの間にか自分だけでなく周りの人も巻き込んでいるのもよくあることです。クレハもその例にもれず、自分のしてきた事に疑問や葛藤を抱きます。本作では、その心理描写や物語の進め方が非常に上手いです。

最後にサークルさんの記載にもありましたが、体験版では本作の戦闘やHCGに触れることは出来ますが、シリアスストーリーを掴むのは難しいです。ですが、体験版で「ゴブリンやオーク等モンスターと仲良く生活しているのは何故だろう」、「審判の日って何」、「どうしてミニチュアガーデンという題名なんだろ」と作中に疑問を抱かれた方はこの作品を楽しめると思います。
長文失礼いたしました。