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過去の作品のコンセプトは気にはなっていたのですが、購入には至らず、今作初めて購入しました。
感想としては紹介文にある背徳的な概念を見事に表現した作品になっておりとても大満足でした。まず主人公との心の距離の詰め方が秀逸で、呼び掛け方が「貴方」から「お前」となる過程などは自然の世界観に引き込まれました。
　また、怪しげな黒魔術的要素を持ち込み、理性では抗えない状況の中で一方的に攻められる様は悪堕ち作品として文句の付けようがありません。何より一貫して言えることは無駄な演出や説明が無いため、自らが欲している事を見透かされ先回りされた上で波状攻撃ように快楽を与えられる状況になる事です。そうなってくるともう考える猶予は奪われ、悪堕ちまで加速度的に突き進む感覚に陥ります。個人的な違う設定でこういったSF的な作品を継続的にリリースして欲しいと思いました。当てはまるジャンルが好きな人にはお勧めです。