発売をとても楽しみにして、体験版をWALKMANに入れて聴いてたくらいです。西軍ファイナルにふさわしい作品でした。
毎回の須藤様の渋いお声のナレーションからぐぐっと戦国時代へ引き込まれます。OPが毎回楽しみです。歴史に詳しくない方でもこれで背景がわかります。
CVの晴森ユーヤ様の、柔和でさわやかで気品があって儚げで、でも武将らしい気骨を感じさせる演技がとても素晴らしかったです。戦場の武将シーンは凜々しく猛々しく。お初に聴いた方ですが、すっかり魅了されました。
彼女さんが心配で毎晩息しているか見に来ているように、病を抱えて戦場で死にたい吉継との物語は切なくて泣けました。
Hシーンはいつもながら艶麗でうっとりしました。
三成では見え隠れしていた滅びの気配は、この巻で「常に存在するもの」として吉継の台詞の端々に出てきます。でも彼が口にすると悲壮感がなく、むしろ清々しいのです。
三成と吉継の会話は聴いていてうるっときました。三成の不器用なところ、吉継の友想いのところにジーンときます。
ドラマを一本観たような感じでした。毎巻素晴らしい作品です。繰り返し聴きたくなる作品がまた一つ増えました。
テーマソングも素晴らしいので、WALKMANに入れて聴いています。
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