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いつもの/怪談/母屋でごはんの3パターンが入ってます。
芹さんとのやり取りから、すでに何度か道草屋に足を運んでいる様子が伺えます。
前半の時点で、安心&安定のクオリティですが…母屋のパート!!コレですよ。

個人的に思う道草屋の特徴として、ばっくやーど漫画での「素」と、音声作品での「営業用」との良い意味での「差」があると考えています。
とくに芹さんは、登場人物の中でその「差」が最も大きいなと感じており、今まで漫画と音声作品では別のキャラクターに近いとらえ方をしていて、
それはそれで楽しませていただいていたのですが、このパートを聴いて、独立していたそれぞれの像がピーンとつながったような感覚を覚えました。
あー…鍋焼きうどん食べながら、芹さんに「あのセリフ」言われたいな…。

やっぱり芹さんは良いですね。
慣れた調子でお客さんをお世話する店員さんの顔。
怪談を披露するため妥協しない語り部としての顔。
道草屋の年長者として、はこべらさんとは違う意味での大人の顔。
言葉や振る舞いから感じる包容力、そして、時折混じる切なさ…。

とにかく、芹さん好きなら買って間違いなしの作品です。
一年の締めにこの作品を聴けて良かったなァと思います。