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「監獄島のユミル」 へのレビュー

ストーリーがよい作品です。

2016年06月29日   クロボン さん

このレビューは参考になった x 1人

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本作品で一番評価できるポイントはストーリーであると思います。無法者の島、「監獄島」で、記憶喪失の少女ユミルが自身や友人、島のために脅威に立ち向かっていく、というのが本作の大筋ですが、語られている内容(メッセージ性)については、ファンタジーでありつつも現実に刺さるような内容になっており、筆者はドキリとするような場面やセリフが多かったように思います。大別としてはダークファンタジーに含まれる内容ではありますが、過度な残酷さや過激さはみられなかったので、それらが苦手な方にもおすすめ! です。
一つ欠点があるとするならば、同サークル様の過去作と緩やかにですが繋がっているので、過去作の設定やキャラクターが登場します。なので、完全な新作というよりは続編ないしは外伝に近かった、というところでしょうか。

RPGとしては王道的な内容に近いのですが、少々レベルアップやスキル強化の方法が特殊で、体験版に触れた方がよいかとは思います。基本的には通常戦闘はサ○シリーズのような、パラメーターアップのみが行われ、ボスやイベントで経験値が入り、全体的なパラメーターアップとスキル習得のアンロックが行われます。スキルについても詳細は少し異なりますが、スキルポイント形式に近いものになっているので、プレイヤーの自由度は高く設定されていました。
シナリオ進行についてはほぼ一本道に近いものになっているので特段迷うこともないとは思います。主人公の処女性を守れるかどうかで若干セリフ回しが異なるようですが、大まかには変わらないようでした。

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