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全編を通して女の子にサドっ気たっぷりの奉仕をしてもらえる内容です。ボリュームも種類もたくさんあって、一つ一つのプレイが非常に濃いものでした。一つの物語が展開されていきますが、シーン単独でも十二分にエロくて満たされます。
　どれだけ痛々しいプレイをしようとも、互いの間には好意が行き来しているから暗い気持ちになることはありません。望んで責めを受け入れ、与える三人の関係は崩れることなく物語が進行していくにつれ深いものになっていく、非常に良いと思いました。
　また、サディスト・マゾヒスト両側の心境が台詞という形で分かりやすく書かれていて、ただ痛めつけるだけではないSMの深さを知ることもできました。段階を踏んでご主人様に最高の”奉仕”をするメイドへと昇華していく女の子の姿や表情の変わり様はゾクゾクします。強い痛みを伴うプレイも、じわりじわりと痛みを加えるプレイも、そのどれもが実用性に富んだ作品でした。
　立場はあくまでご主人様とメイド、責めも「奉仕」と称して終始甘い雰囲気を感じることができました。