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「幼馴染は親父のお古」 へのレビュー

オススメ! かくて手に入れた幸せは・・・

2016年11月04日   Pixies六天 豪速の島風 さん

このレビューは参考になった x 3人

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前作「 親父のためにどんどん綺麗になっていく幼馴染」の続編となります。
前作とは違いヒロインと主人公が関係を持っていくのですが主人公もヒロインもそれぞれの中に亡くなった主人公の父親の影を見るようになります。
主人公は自身の父親によって変わっていき、女となり、父親との結婚で自身の母となり、自身の兄弟を産んだ「幼馴染」に父親の影を。また、過ぎ去った過去の影を見ます。
ヒロインは主人公の中に亡くなった「夫」の影を見、そして求めます。

お互いの中にある「喪失感」から肌を重ねた二人ですが・・・

その読み手から見てある意味歪とも取れる関係の中で主人公は自らの想いを10年越しに遂げることになります。
そのお互いの中にある10年という月日の中で変わってしまったもの、知りたくはなかったこと、変わらなかった想い、いろいろな葛藤をお互いがし、そして主人公は自らの答えを出し恋い焦がれた女性を自身が本当に望んだ形ではないですが手に入れます。


前作を読んでいなくても楽しめますが前作を読んでいるともっともっと楽しめます。読むと読まないでは作品の見え方も変わると思いますので前作と合わせて読まれることを強くお勧めします。


とにかく何とも言えない喪失感とエロさと割り切れない思いを味わいたい方にお勧めです。

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