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猫撫デのファンディスクである今作ですが、内容は決して侮れません。本作はヒロインとの話と、本編であるExodusに分かれています。

まずヒロインズの話ですが、半分は個別ルートのアフターではなく、猫撫デとは異なる世界でのお話になっています。あるルートでは猫撫デの個別ルートをなぞる様な構成に、またあるルートでは、前提をひっくり返すような世界観になっていたりします。どの時間軸に、どのような設定が混ざっているのか、と考えたくなるのは、正しく猫撫デの魅力だと思います。また、当然のように科学哲学してます。

次にメインとなるExodusですが、こちらもガッツリ科学哲学してます。基本的には猫撫デ本編と同じ世界、けれど、イレギュラーが混ざることでヒロインたちではなく、樹自身、あるいは世界そのものを観るようになったのがこのルートです。他の世界の事象も関わってきますし総まとめにふさわしい話だと思いますが、変にコメディ調が混ざるのと、琴子を観なかった世界について触れられなかったのは少し残念でした。