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同シリーズで後の作品にて明かされますが、どうやらこの作品の舞台は前作の並行世界のようですね。
初めは二股かと思いましたが、あっちはあっち、こっちはこっちの世界線で一途に恋愛している模様。

今作では前作以上に世界観の掘り下げが行われており、妖狐という種族や善行部に関する話など、新たに紹介される情報も多いです。
そして今作のヒロインである『ナナ狐』は、前作のヒロインである『コン狐』よりも狐らしいキャラをしていますね。
色々と悪戯っぽい思考や仕種が多く、ことあるごとに楽し気に主人公をからかっていたりします。
また、妖力や術の技能に関してもコン狐より格上であり、実力も期待値も作中世界有数の御様子。
一方でエロ漫画を書くことに並々ならぬ熱意を抱いていたり、自分の術で動かしているペンギン型リュックの『ギンギン』を一番の友達と称するなど、狐っ子とは無縁の設定・個性も有しています。
そんなナナ狐のシナリオは、天真爛漫で天然っ気の強いコン狐のシナリオよりもテンプレにない魅力があり、密度が増している印象でした。
特に告白のシーンは良かったです。それまでと比較して、とても素直に感情を吐き出し、主人公に感謝を述べたり、好意を伝えたりするナナ狐がテラ可愛いです。

エロ方面に関しましては、やはり発情エッチが最高でした。
とにかくもう、期待通りに軽いSがドS化した状態のナナ狐になじられながら責められます。
そして終盤には少し理性を取り戻して、自分を恋人にした事を後悔しているかなど不安そうに尋ねるのも健気で愛おしいです。

同梱されているおまけシナリオでは脚本に『ノーマルルート』と記載されている為、これまた別の世界線でのお話みたいですね。
主人公はどちらとも恋人にならず、両方と面識があって良い友人関係を築いているっぽいです。
なお、このシナリオの脚本にはギンギンのとある秘密が明かされていました。