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タイトルには『もん娘』とありますが、登場するキャラは皆異形要素が薄くて異能要素の方が大きいです。
ただ、それは作品紹介を読んであらかた予測されることかと思いますので、
購入してから「騙された!」となる方はほとんど居ないでしょう。

作中のヒロインたちはそれぞれエルフ、竜人(竜王の娘)、サキュバスですが、前述した通りどれも異形要素は薄く、
加えてルフさんの場合は本当に『耳』以外エルフらしいところが見当たらない気がします。
ただ、全員キャラは良いですね。テンプレのエルフらしくないルフさんに、そもそもテンプレが存在しているかどうかすら解らない竜人のドラちゃん。
中でもサキュバスのサクちゃんは、極度の純情故になるべくエロ方面から目を背けようとしたり、皆で健全な遊びをする方向に持って行こうとしたりします。
けれどもそれが、発情した主人公に処女を奪われて中出しされると――。
ぶっちゃけサクちゃんが一番好みでした。

全体的にエロ要素が薄い訳でありませんが、個人的には何と言うか、皆との繋がりがあったかいと感じる内容でした。
多分、三人とも嫁や恋人になってもらいたい以上に、いつまでも仲の良い友達でいてほしいと思えるタイプなのかも知れません。
最後に皆で寄り添って一つのベッドで眠るシーンもお気に入りです。
この瞬間は台詞的に、ドラちゃんが一番可愛いと感じられました。