ランスシリーズが終わりに近づきつつあった頃、
発売されたこのイブニクル。
チャンピオンソフトから続く、クロスオーバー世界観のメインストーリともいえるランスが完結するという事で、
今作は、ランスとは真逆の性格の主人公。
シリアスすらすぐに蹴り飛ばす明るいポップな雰囲気を備えた作品だった。
看板作品ともいえる作品を終わらせた後、
大シリーズ、妻シリーズ以外で、次の看板を生みださないねばならない。
そんな中で決めた結論が、奇を狙うのではなく王道を貫いた。というのが実に、ポジティブな意味でアリスらしいと感じる。
事実、イブニクルの続編が4年という早くもなく、遅くもない。構成などを含めればむしろ比較的安定したペースで発売された所からうかがえる。
王道故に尖った部分は少ない。
だが、まずシリーズの始まりとして入口を大きくしたのだと個人的には思う。
といっても、キャラの個性などは尖っていて好きになれるキャラも多い筈だ。
2が発売したこの機会に、まずはこの作品から始めて欲しいと思う。
|