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「メディーバル ローズ ~中世都市建国~ 日本語版」 へのレビュー

オススメ! 一風変わった中世箱庭ゲームです。

2010年03月23日   ★おきた さん

このレビューは参考になった x 3人

建物を建てて領民を集め、周辺を制圧しつつ領土を拡げる、リアルタイムストラテジー(RTS)色を持つ箱庭系ゲームです。
一般に中世ヨーロッパを舞台とするRTSは資源を加工して利用する(鉄鉱石を鉄に精製して武器を作るなど)生産過程がありますが、このゲームの建物は領民の欲求を直接満たす機能を持っていて、どちらかと言えば「シムシティ」などに近い性格のゲームです。
土地、人口、税収支のバランスが絶妙で、領民人口を増やし生活を向上させ安定した税を得るには土地の拡大が不可欠となり、軍備を整えて他勢力を制圧し拡大した領土に領民を増やすとその生活向上にまた多くの土地が必要となり領土拡大に繋がる…といった展開となります。
建築物の配置方法も異色で、建物はキープ(砦)に繋がる道に接する限り自由な角度で配置できるので、例えば円形の村などを簡単に作れます。一方、畑や牧場などは直線を引きながら囲むことで自由な多角形にでき、生産量や労働力も多角形の面積から計算されますので、半端な空き地も無駄なく使えます。
戦争は、歩兵と騎兵をそれぞれ徴集して敵領地に侵入させると発生し、攻撃・防御は全て自動で行われますので、操作は簡単ながら戦闘前の配置が重要になります。
また、出来上がった集落をゲーム内の住民同様の視点で眺めることもできます。

中世ヨーロッパ風の街づくりゲームとしては、生産の概念が無いので理解し易い作品です。それ故に軍備があっさりしている点は、いわゆる中世RTSファンには向かない難点かも知れません。

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