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「ChristmasTina -泡沫冬景- 日本語版」 へのレビュー
2020年10月19日 通りすがりB さん
このレビューは参考になった x 8人
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まず初めに、CFのリターンでDL版をいただいた為か5段階評価が出来ません。 そのためここに満点評価と書いておきます。 ●概要 昔の東京を舞台に、ちょっと訳ありな女の子と、これまた訳ありな中国の青年がアレコレする物語。 ゲームのつくりとしては、演出重視の選択肢のない、純粋な読み物タイプの紙芝居ゲー。 片岡とも原案の地に足付いたシナリオと、この手の作品には珍しいバブル期の日本を舞台とした空気感が相まって、他にはない珍しい風合いに仕上がっている。 なお作品の属性としては、俗に言う「雰囲気ゲー」が近いかもしれない。 ●プレイ後の感想 読み終わって思ったことは、すごくまじめでストイックな作品だと思った。 他の同ライター作品と比べるとギャグ・おふざけ成分が抑え気味で、序盤からシリアスに片足突っ込んでる状態だからか、最初の漕ぎ出しは少々雰囲気重め。 それでいて読みやすく、気が付けば没頭していたのはさすがと言ったところか。 お話が細かく分かれた章仕立てだからってのもあるかもしれない。 一つ一つのチャプターが短め故に、メリハリが効いていた。 また、演出面も非常に秀でていたように思う。 ゴスデリ(立ち絵が存在しない紙芝居ゲー)のように、背景と一枚絵をうまく切り替え・組み合わせながらの“スタイリッシュ”ともいえる魅せ方は、ノベルゲーながら動きがあって良かった。
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